書評:【ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則】

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書評

最小限の「努力」で、最大限の「成果」を上げるために必要なことはなにか?
作業や時間を管理するのではなく、必要な成果を生み出す、アイディアとエネルギーを生み出す管理術です。

ジャンル:

仕事術・整理法

内容:

作業を行って評価される時代ではなくなりました。AIやExcelに代表されるソフトウェア、フリーランスによるクラウドソーシングサービスなど仕事のあり方が大きく変わりつつあります。一方で行わなければいけない仕事、覚えなければいけない事は増えるばかりです。

新しい勤怠管理システム、電子署名の手続き、導入される営業管理クラウドサービス、年末調整は自分で入力、、、

ストレスを感じずにタスクをこなすノウハウや、作業効率化への心構えなどを紹介しています。

自分の感想・役に立つと思った点:

「やるべきこと」を「すべて書き出す」

自分も実践していますが、「やるべきこと」を「すべて書き出す」ことです。

大事な事なので、もう一度書きます。
一番大事なことは「すべて」書き出すことです。

「すべて」書き出した後、きっとこう思うはずです、「たったこの程度か、、」そして、「だったら、終わらせられるな、、」となると思います。

人間にやる気などというものは自然に沸き起こるものではないので、仕事にまずは取り掛かり、一つ終わらせて、”一つ終わったという達成感”を脳に与えることにより次の行動へのモチベーションが起こります。

また、書き出すことで、人間の脳に空きスペースができるので、よりクリエイティブな仕事や解決策といったものが思い浮かびやすくなります。

小さく分けられた具体的な行動

この時点で大事なことは大きな概念で書くのではなく、小さく分けられた具体的な行動に集中することです。

「企画書を書く」ではなく、「PCの前に座り」「ソフトを起動し」「検討項目を書き出す」と、細かければ細かいほど良いです。

実際にできる、目の前の達成できる行動に集中することが大事です。

その他:

いわゆるショートカットキーを覚えて爆速なんとか、、という話ではありません。
そのような話を期待している人にはこの本は物足りないものとなりますが、タスク管理を行い、何を行わなければいけないのか、何のためにこれを行うのか、、という部分に注力できることで、仕事におけるストレスを軽減してくれる内容になると思います。

本書の中にもあるけれども
1.自分がなぜその仕事をしようとしているのか
2.その仕事を片付けるために次にどんな行動を起こす必要があるのか

この二つの問いに答えられる限り、タスクやリストが棚ざらしになることはありません。

習慣の力を使って、自分の時間を最大限に有効に使いましょう。

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