マインクラフトをみんなで遊びたいけど、特段レンタルサーバーをお金払って契約するほどでもない、、という方向けの記事になります。Windows10にて親子で同じワールドを楽しみたい方であったり、家庭内のLAN環境で簡単にマルチサーバー、マルチアクセスを実現するする方法を示します。また、外部から自宅サーバーにアクセスする方法や、事前に作られているワールドを読み込むことや、自身で日本地図などからワールドを作る方法を紹介します。
家庭内 、自宅LAN内の場合
家庭内、自宅LAN内で遊ぶには特別な設定は必要なく、マインクラフト統合版を各PCにインストールしフレンドタブからのアクセスでマルチプレイが可能です。LAN内に限定しての公開ということであれば、セキュリティ的にも安心ですね。
実際のインストールについては以下の記事の マインクラフトのインストール を参考にすることもできます。
実際に私の場合はAmazonでWindows10版のマインクラフト統合版を1ライセンス自分用に2021年6月に2862円で購入して、家族四人で遊ぶことができました。
ライセンスコードを買ったのちに、Microsoft Storeで認証させるという手順になります。
このあたりに手順については以下の動画が参考になります。
また家族の人数分のライセンスが必要なのかという心配があるかと思いますが、その必要なありません。
「Microsoftアカウントにサインインしているときにこのアプリを入手し、最大10台のWindows10デバイスにインストールできます。」
実質10デバイスにインストール可能であれば、ご家族で楽しむには十分ではないでしょうか。台数分購入せずに済むというのは非常にありがたいですね。
気を付ける部分としては、同一ワールドで遊ぶ場合、すべてのマインクラフトのバージョンを同じである必要がありますので、Microsoft Storeの設定から、アプリの自動更新をオフにしておいた方が、不要なトラブルを避けられると思います。
また、マイクロソフトアカウントは人数分必要になりますので、そこも事前に作成をしておいてください。
親・サーバー側のワールド
共有するワールドの設定で「マルチプレイ ゲーム」、「LANプレイヤーに表示」がオンになっていれば同一LANからは参照できる設定になっています。
そこでプレイしている状態であれば子・他の端末からアクセスすることができます。
子・他の端末側の操作
フレンドタブを選択することでワールドが見えますので、そこにアクセスするだけです。
簡単ですね!
ただ、場合によってはフレンドやワールドが見えない場合もあったりするので、フレンド追加で追加してあげたり、マインクラフトもしくはPCの再起動、ネットワークの接続の確認など行ってあげてください。
ルーター越しサーバー公開の場合
環境設定は以下のものが必要です。
サーバー:Windows10 Bedrock server(無料:ダウンロード可能)
クライアント:Windows10 統合版*
*マインクラフト統合版は異なる機種(マルチプラットフォーム)でのマルチプレイが可能です。
対応プラットフォームはスマートフォン版、Nintendo Switch版、PlayStation4版、Windows10版など、となっています。
サーバー実行ファイルのダウンロード
DOWNLOAD SERVER SOFTWARE (ALPHA) FOR MINECRAFT
https://www.minecraft.net/en-us/download/server/bedrock
bedrock-server-1.17.10.04.zip
というファイルをダウンロードします。
このの” bedrock-server- “以下の数字はクライアントのバージョンを合わせる必要がありますので、注意してください。
2021/07/30現在、最新版は「 1.17.10.04 」です。
解凍とインストールディレクトの指定
C:\mc
など分かりやすいフォルダーを作成し、
そのフォルダー内に先程のzipファイルを移動して同じ階層に解凍、
もしくは、ディレクトリをしての解凍・展開をします。
サーバーの起動
基本的には bedrock_server.exe を実行することでマルチサーバーの起動ができます。
ここまでの動作確認として、自宅LAN内で動作しているかを確認することができます。
いつも通りマインクラフトを起動し、
【遊ぶ】を選び、
【サーバー】タブを選び、左下の【サーバーを追加】を押します。
サーバー名:自分の分かりやすい名前
サーバーアドレス:自分のPCのIPアドレス
を入力します。自分PCのIPアドレスの確認方法は
タスク バーで、[Wi-Fi ネットワーク] > 接続中の Wi-Fi ネットワーク > [プロパティ] の順に選択します。[プロパティ] の下で、[IPv4 アドレス] の横に一覧表示された IP アドレスを探します。
外部への自宅サーバーへの接続許可
セキュリティの問題がありますので、以下の操作にはリスクが伴います。
自身でその部分を十分理解したうえで、設定など行うようにしてください。
また、このようなリスクや技術的な困難を避けるためにConoHa VPSではマインクラフトサーバーのサービスを提供しているようです。是非、そちらも検討候補として考えてみてください。
Wifiルーターの自宅側とプロバイダー側のアドレスとを振り分ける設定を行います。
BuffaloのWifiルーターの場合はポート変換の画面でできます。
また、マインクラフト側でのサーバーのIPアドレスは以下の画面にて確認可能です。
私の場合は上記設定で基本的には動きましたが、場合によってはプロバイダーの設定やノートンのようなウィルス対策ソフトの修正も必要な場合もあるようです。
サーバー名やIPアドレス、使っているポート番号などを打ち込んでマルチプレイ楽しんでみてください。
参考にさせていただいたサイト:
Windows10起動時に自動的にサーバー起動させたい場合
Windows10起動時にこの bedrock_server.exe を毎回起動したい場合はスタートアップフォルダ内にコピーすることで実現可能です。
ワールドの保存場所
今回の例ではマルチサーバーでアクセスできるワールドは
C:\mc\world
内に作成されることになります。
バックアップ・リストア、作成物のマルチサーバーへの移行
また、このフォルダと server.properties の 「level-name=」の内容がリンクしていますので、バックアップや、以前の物のリストア、個人で作ったものをマルチプレイへの移行などはこのフォルダーへのコピーと、 server.properties の修正で可能です。
例えば 東京駅再現プロジェクト というものもあったりします。
それ以外にも
東京ディズニーリゾートをマイクラで忠実に再現 という企画などもあるようです。
すごいですね、、
こういった無料のワールドを読み込んだり、JAVA版のワールドを統合版に変更に関する記事も書いています。
自分でGoogleMapのデータからワールド作成
マインクラフトにGoogleMapの地形情報を使ってワールドを作る方法などあります。
上記のようなものを使うと実際の地図からマインクラフトのワールドを作成することができます。
実際の市町村の地図や、関東地方、北海道などの地図から等高線図を利用した地形を作成することができました。
ただ、上記動画はJAVA版を想定されているので、作成したものは統合版にはそのままでは持ってくることはできません。
JAVA版のワールドを統合版のワールドに変更するには
MCC ToolChest PE というツールを使います。
「ワールドの変換をする」を参考にBedrock版(統合版)に変更をします。
変換後のワールドの場所は
C:\Users\***userAccount***\AppData\Local\Packages\Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe\LocalState\games\com.mojang\minecraftWorlds
となりますので、そこからサーバー側にコピーして移していくことになります。
鬼滅の刃の世界観をマインクラフトで実現
鬼滅の刃のキャラクタースキンを使ったり、機能拡張MODを利用することで鬼との戦いや、必殺技を繰り出して遊ぶことができます。
機能拡張MOD
世界中のマインクラフトクリエーターが日々、様々な機能拡張MODを作成しています。
その中には家具MODといわれるようなものもあり、マインクラフトでシルバニアファミリーのようなお部屋遊び、自分にとって心地よい部屋空間の作成を可能にするものもあります。
それ以外にも男の子向けの銃を題材にした銃MODもあり、非常にリアルな銃の装填動作が楽しめるものもあります。
ワールドの購入
自分が制作したワールドだけでなく、他のユーザーが作ったワールドを購入して遊ぶこともできます。
以下のように様々な乗り物、そしてそれを操縦することなどもできます。
是非、マインクラフトの世界を楽しんでみてください!
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マインクラフトについて以下の記事も書いています。
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