1年前から半年前までの6カ月間と、半年前から現在までの間で世界規模でみた場合どの国のETFが上がったり(下がったり)しているのでしょうか?それは資金のローテーションや今後予想されるイノベーションやリスク、不確定要素、国の資産の増加や棄損を織り込んでいるのでしょうか。
最新データ
直近6カ月データでの国別ETFのランキング
この記事を書いた理由
BDC投資、そしてその情報発信をされているバムさんが以下のようなTweetをされていました。
私は毎日ではないですがある程度は確認するようにはしています。
自分ではあまり積極的には調べてないのですが、Bespokeさんのサイトなどで、定期的にTweetされるものをチェックはしています。
ただ、今回はエネルギー特に石油に関係する中東やロシアの情報がBespokeさんのサイトでは確認できませんので、Seeking Alphaのサイトでの国別のETFのパフォーマンスチェックを参考に確認してみたいと思います。
ETFの選定と期間の設定
今回確認するETFはSeeking Alphaのサイトで紹介されている国別のETF50銘柄とします。
また、単純に期間パフォーマンスを出すだけでは上記のサイトとあまり違いが出せませんので、半年ごとのパフォーマンスの変化を確認できるようにします。
具体的には
期間A:2021/04/10日から2021/10/10日までのパフォーマンスと
期間B:2021/10/10日から2022/04/10日までのパフォーマンスがどのように変化したかをプロットして確認します。
結果
先に結果から示します。
2021/04/10から2021/10/10までの国別上昇率1位はロシアに投資するETFでした。
その期間の上昇率は27%だったようです。ただし、逆に2021/10/10から2022/04/10までのパフォーマンスは-82%と恐ロシア、、という結果です。
ウクライナ侵攻などもありますので、”例外値”的な側面はありますので、この銘柄だけ出すしたグラフを以下に示します。
基本的にぱっと見ですが、ミーンリバージョン(Mean Reversion:平均回帰性、逆張り的な値動き)が見て取れるように思われます。
数字で見るとこちらのようになります。
直近下落率上位10銘柄
ポーランド、オーストリア、ドイツなど、ウクライナに近い国、ロシアと関係がありそうな国が上位にあるように思われます。
直近上昇率上位10銘柄
UAE,カタール、クエートなど石油関係、ブラジル、ペルーなど資源国などコモディティ、インフレといったキーワードで説明できそうな国が上位に来ているように思えます。
“われらが”(笑) NGE (NIGERIA ETF) がなかったようなのでオレンジ色で特記しておきます。 USは青です。 見えにくいかな。
リストで見るのと、グラフとしてみるのと、どちらがいいという物ではないですが、前期からの変化率をみるという視点からなかなか今の世界情勢が見て取れるように思われます。
投資の参考、エビデンスのあり合理的かつ、効率的な意思決定のお手伝いができれば幸いです。
最近データでの数字での確認
国別ETF上昇率ランキング
国別ETF下落率ランキング
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