米国の大手ネット証券、ディスカウントブローカーであるIB証券でマイクロE-miniの取り扱いが始まりました。筆者自身IB証券を使ってマイクロE-miniの取引を行っています。スクリーンキャプチャでの紹介、実際の手数料などご紹介します。
追記
2021/09/11に限月乗り換えのために12月限を一枚買ってみました。
9月限は残存7日、12月限は98日で、買指値は4449.0 としました。
手数料が0.52ドル(約60円):赤
証拠金が1195ドル(約13万円):青
投資額22,245.52ドル(約250万円):黄
となっています。
投資に関する免責事項
情報の提供・作業代行を目的としており、投資勧誘を目的とするものではありません。
2019/05/11 note の記事になります。
米国株に マイクロ E-mini が登場しました。その驚きの手数料の安さと建玉に必要とされる証拠金の少なさについてまとめました。
マイクロ E-mini とは
2019/03/15日にニュースが出ていたのですが、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME:米国のシカゴにある北米最大の金融と商品のデリバティブ取引所)が今までの先物の10分の1のレバレッジとなるMicro E-mini という先物を登場させることになりました。
そのプレスリリースは以下の通りです。
そのCMEがマイクロミニ先物を上場するようです。レバレッジの大きさから躊躇していたトレーダーもこの機会に”中心時間”である米国時間でのトレードに参加できるかもしれませんね。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)とは
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)とは米国のシカゴにある北米最大の金融と商品のデリバティブ取引所のことです。日経平均先物のトレーダのみならず、日本株を行うトレーダーなら、「昨晩のCMEは、、」という会話から一日が始まるのではないでしょうか。
そのCMEがマイクロミニ先物を上場するようです。レバレッジの大きさから躊躇していたトレーダーもこの機会に”中心時間”である米国時間でのトレードに参加できるかもしれませんね。
手数料も安く、建玉を行うのに必要証拠金も少なくて済む商品ということで、その登場は注目されてきました。
どこで買える?
残念ながら日本の証券会社で買えるという情報は今のところありません。
しかし、米国証券会社の大手であるインタラクティブ・ブローカーズ証券では取り扱いを行っています。
個人、機関投資家を問わず低コストで取引が出来る証券会社であり、圧倒的に安い手数料で有名ですし、私も利用させていただいてます。米国の証券会社ということで英語での表記が多かったり、税制上の問題もありますので、すこし敷居が高いように感じたりしますが、それを補って余りあるメリットがあります。
手数料・証拠金は?
米国株の個別銘柄の片道手数料は平均1ドル程度(約110円)で、日本の証券会社の米株購入価格に対して、圧倒的な競争力のある価格設定になっています。
実際の私の口座でどのくらいか確認してみたいと思います。
0.47ドル(約50円)です。本当か?と思うほど安いです。実際に注文画面で見てみましょう。マイクロ ダウ E-miniの例です。
証拠金は780ドル(約8万円)です。こちらも驚くほど少なくて済むのが魅力ですね。0.5倍レバレッジなので一枚建玉(25500ドルの指値)で12750ドル(約130万円)の建玉金額になります。
競合は?
ダウ先物といえば、日本の証券会社で手軽に行えるのはくりっく365ですがその手数料、証拠金はいくらなのでしょうか?本日約定していた履歴を紹介します。
SBI証券では手数料は153円/枚(税込) 証拠金は約9万円となっています。100倍レバレッジなので一枚建玉(25500ドルの指値)で25500ドル(約250万円)の建玉金額になります。
為替分が入るので、0.5倍、100倍ちょっとわかりにくいですが、マイクロ E-miniはくりっく365の半分のサイズで建玉ができるということになります。
クリック365の情報については以下のサイトに詳細が乗っています。
このサイズを通常の米国個別株で行うとどのくらいの手数料・証拠金になるのでしょうか。
証拠金は3300ドル(約33万円)、手数料は1ドルです。
手数料は十分安いと思いますが、マイクロ E-miniのその上をいく安さ、レバレッジの高さが際立ちますね。
結論
マイクロ E-miniは驚くほどの手数料の安さと建玉に必要とされる証拠金の少なさが魅力です。
米国株でのレバレッジを効かせた投資を考えている方には是非とも候補に入れていただきたい商品になっています。
最後にインタラクティブ・ブローカーズ証券のMicro E-miniの紹介ページとシカゴ・マーカンタイル取引所の商品スペックをのせておきます。
シカゴ・マーカンタイル取引所(コード:CME)はここ数日の指数の下落でも逆行高していましたが、この商品の影響もあったかもしれませんね。
投資に関する免責事項情報の提供・作業代行を目的としており、投資勧誘を目的とするものではありません。
今後もこのような投資家・トレーダーに役立つ情報を提供していきたいと思います。
---
IB証券(インタラクティブ・ブローカーズ証券)に関する記事をご紹介します。
コメント
mn様
コメントありがとうございます。
IB証券を開設したのは日本にいるときでした。当時はシティバンク銀行、現SMBC信託銀行から海外送金・入金手続き等を行っております。
友人や法人ではりそな銀行や三菱UFJでも行っておりますので、三井住友銀行でも問題ないのではないかと思います。
送金手数料は安いほうがいいですよね。ワイヤ送金で事前入金通知と実際の送金を2段階の手順を踏む必要があると思います。
最近も送金を行いましたが、手順に問題がなければ1営業日程度で行えると思います。
https://www.interactivebrokers.co.jp/jp/index.php?f=16419
トラブルなくできるといいですね。TF
mn様
コメントありがとうございます。
米国株はここ数十年強いですし、”資本主義の追い風”を受けているという部分でも有利な点かと思います。
レバレッジ、いろんな商品がありますね。コメントのETFの3倍レバレッジのようなもの、興味をお持ちの先物、国内の証券会社で扱うようなCFDなどいろんなものがかつてに比べて選択できるようになっただけに、いろいろ悩むということもあるかと思います。
それぞれ特徴もあり、どれを選ぶべきなど私としては意見はないのですが、IB証券のような世界の最先端ブローカーなどを選べる・その知識を持つのは、ファイナンシャルリテラシーの部分でも有用かと思い、いろいろ記事など書いたりしております。
IB証券の開設は英語の拒否反応でもない限りは可能だと思いますが、税務の部分では外国証券ということで、いろいろ個人の環境に依存する部分もありますので、調査や税理士さんとの調整など頑張ってください。
今後も米国株に興味を持っていただいたり、資産を増やすうえでの少しでも役に立てるような情報発信ができれば幸いです。
ありがとうございました、今後ともよろしくお願いいたします。TF
mn様
計画が順調に進んでいるようでうれしく思います。
サクソバンクとIB証券、さらに言えばクリック365やGMOのCFDなどのどちらが、、というのはtwitter、ブログなどネットでもたくさん記事がありますし、私はどうしなさいとかいうほど考えもありません。アフィリエイトなどの影響で、サクソバンクに好意的な記事が多いのは事実だろうと思います。IB証券はアフィリエイトはやってないはずですし、私もIB証券からお金をもらっているわけでもないです。
ただ、事実として、以下のことはお伝えしておきます。
金融庁:サクソバンク証券株式会社に対する行政処分について
https://www.fsa.go.jp/news/r2/shouken/20200918.html
ブログ:1年半経たずに不祥事の4冠達成
https://garboflash.blog.fc2.com/blog-entry-2984.html
ブログ:サクソバンク証券でオプション取引
https://kabu-yutai.com/2021/10/25/post-11386/
ETFやオプションはmn様には現在時点では関係ないかもしれませんが、関係情報としてお伝えはしておきます。
トレードは友人等仲良くしていたとしても、最終的には自分以外の人間からお金を引っ張ってくる”戦争”ですから、”武器としてのツール”は最先端が良いのではないかな、、と私は思う人間です。
ご参考までに。