ドル建て日経平均と日本円での資産の下落について

ドル円の円安が止まりません。以下のチャートのように2022年3月になってからの非常に急激なものとなっています。

ドル円

ドル建て日経平均はドル円の値で割って求めることになりますから以下のように安値を更新するような値動きになっています。

単純なダウ日経平均スプレッド（ダウ買い日経平均売り）は横ばいですが、ドルベースでみるとそのパフォーマンスは大きな差となっています。

ドルベースで同じ金額だけ投資したと仮定した場合の一年間のパフォーマンス差は以下のようになります。

これは日本円での資産での劣化と言ってよいと思います。110円で買えたものが125円でも買えないとなると原油といった輸入に頼る必要不可欠なエネルギー資源への買い付けに必要な金額が上昇します。

また、100円ショップのような中国に代表されるアジアで生産し、日本に輸入して販売するタイプのビジネスモデルでは仕入れ値が上昇しますので、利益率の圧迫となります。

中国元と日本円のチャート

今後様々な商品の価格の値上げという形でこの影響は表れてくると思います。

金利の高い通貨に資金が流れる状況の中、いまだに日本は金利を上げることができずにいるようです。

海外の人間から見ると日本は安い！と見えますので、いろんなものが買われていく気もしますね。

全力二階建て

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