Twitterの知見は本当か自分で調べるシリーズです。
元記事は 2020/02/01 note に書いた記事です。
若干の変更があったりしたようで、以前のコードでは動かくなっているようですので、こちらのサイトで修正したものをリライトして、載せていきます。
2020/02/01時点で以下のコードはエラーなく動いていることを確認しています。
米国株の大御所のじっちゃまこと広瀬隆雄さんのツイートです。
おお、それはいいことを聞いた、、ですが、今年はマイナス、、プラスについては語られていますが、マイナスの年についての情報はありません。
マイナスだと落ちるのでしょうか?
マイナスでも上昇の程度こそあれ、上がるのでしょうか?
分かりません、では、実際に調べてみましょう。
使用する環境
今回もGoogle Colaboratoryのpythonを使うことにします。使い方などにつていはこちらを参考にしてください。
実際のコードとやっていること
コードは以下の通りです。
!pip install yfinance --upgrade --no-cache-dir
import yfinance as yf
import matplotlib.pyplot as plt
import pandas as pd
start_D="1950-1-7"
end_D="2022-1-31"
codelist1 = ["^GSPC"]
data2 = yf.download(codelist1, start=start_D, end=end_D)
df_Y=data2.resample("Y").last()
df_M=data2.resample("M").last()
df_analyse=pd.DataFrame(index=df_Y.index)
df_analyse["YearReturn"]=df_Y["Adj Close"].pct_change()
df_analyse["JanReturn"]=df_M["Adj Close"].pct_change()[df_M.index.month==1].values
display(df_analyse)
Yahoo USからS&P500の指数のデータを1950年から2022年一月までダウンロードし、それを年次と、月次にします。
オリジナルの記事では2020年一月だったものを今年2022年一月に修正しました。
年次のデータのパーセント騰落をYearReturnとして新しいDataFrameに格納したのち、月次の一月のパーセント騰落をJanReturnとして新しい列に入植します。
結果は以下の通りです。
可視化
この数字だけで判定することもできるのですが、折角なので、可視化してみましょう。
import seaborn as sns
sns.jointplot("JanReturn",'YearReturn',df_analyse,kind='reg')
plt.grid(True)
X軸に1月のパーセントでの騰落、Y軸に年間のパーセントでの騰落としてクロスプロットするとこのような結果が出ます。
一月に上昇するとその年は上げやすいような傾向が見て取れます。
一月が下落した年はダメなのか?
では残念ながら一月が下落した年、さらには上昇と、下落でどのような差があるのでしょうか。そこの部分についても解析したいと思います。
一月がプラスだった時のクロスプロットと、
一月がマイナスの時のクロスプロットの比較をしてみます。
df_analyse["Jan_PLUS"]="MINUS"
df_analyse.loc[df_analyse['JanReturn'] >= 0, 'Jan_PLUS'] ="PLUS"
df_analyse.loc[df_analyse.index[-1], 'Jan_PLUS'] ="This Year"
sns.lmplot(x="JanReturn", y="YearReturn", hue="Jan_PLUS", data=df_analyse)
plt.grid(True)
最終行、今年分のデータを緑色でプロットするように修正しました。
オレンジ色の一月が上昇の時は基本上げているし、上昇率も大きいようです。
逆に下落の時も一月の下落幅が多かった時などは年間で上昇となる場合もあるようです。
2020年は-0.16%ですから少し微妙ですね、、(○ ̄ ~  ̄○;)ウーン・・・
追記:
あらためて見ると2020年も2021年も1月はマイナスだったんですね、、
チャートで見ても確かに、赤い。。。
今年はどうなんでしょうか?
12月に確認ですね、、
ディスクレーマー
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